【マッサージ通いは意味がない?身体が不調な理由とは】
マッサージを受けても不調が改善しない場合は、不調の原因をマッサージで取りきることが出来ていないからです
さて、あなたの身体の不調の原因は何でしょうか?
身体が不調になる原因は大きく分けて3つあり、筋肉の疲労、脳の疲労、内臓の疲労です
【筋肉の疲労】
最近では、筋肉疲労の原因は、乳酸の生成過程で水素イオンが作られるため筋肉が酸性に傾くこと、エネルギー源である筋グリコーゲンの蓄えが少なくなることなどが関係していると考えられています。
筋肉痛は、筋肉が引き伸ばされながら大きな力を出す動き(伸張性収縮)で起きやすいとされています。
筋肉の疲労を取るには?
疲労を翌日にまで持ち越さないようにするためには入浴後や就寝前の軽い運動やストレッチがおすすめです。疲れを感じているのにさらに身体を動かすと、もっと疲れてしまうのでは?と思われがちですが 身体的な疲労は筋疲労によるものが大きく、体内で生産された疲労物質が滞ることによって疲れを感じやすくなっているため、こうした疲労物質をなるべく早く分解・代謝させるために、適度な運動を行って全身の血流を良くすることが疲労回復への近道なのです。
痛みが強かったり熱を持っていたりするときはアイシングすると効果的な場合があります。
筋肉の状態が落ち着いている場合は 入浴などによって温めましょう。 血行を改善し、筋肉の回復を助けます
【脳の疲労】
脳に疲労が蓄積すると、自律神経が乱れやすくなります。
理由は、脳の働きが低下し、自律神経のコントロールがうまくいかなくなるためです。
デスクワークなどの労働に使用するのは、大脳皮質です。
ハードな労働は大脳皮質を酷使するため、疲労が蓄積していきます。
大脳皮質に疲労がたまると、大脳辺縁系にも悪影響が出ます。
すると間脳が刺激され、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
あるいは、自律神経を酷使することによって、脳が疲労する場合もあります。
自律神経を酷使する場面とはたとえば、急激な温度変化がある環境です。
特に夏場は、屋外とクーラーの効いた室内で気温差が大きくなります。
すると気温差にあわせて、こまめな体温調節が必要です。
体温調節は、自律神経の主な役割の一つです。
自律神経が温度の変化を察知すると、自動的に汗腺や血管が刺激されて、体温調節が行われます。
たとえば、暑い時に汗が出るのは、自律神経が汗腺を刺激して汗の分泌を促すからです。
反対に寒いときには、自律神経が血管を収縮させて体温の低下を防ぎます。
気温差が大きい場所では自律神経が酷使されるため、その分疲れがたまりやすくなります。
すると、自律神経が存在する脳にも影響が出るため、脳疲労のリスクが高まります。
脳が疲労すると、身体の疲れもとれにくくなります。
原因は、副交感神経の働きが低下するため、身体が十分な休息をとれなくなるからです。
疲労は判断力や注意力を低下させます。
脳の疲労を取るには?
良質な睡眠には、自律神経のバランスの改善とともに脳の疲労の回復を期待できます。
-脳の疲労に効果のある食べ物を食べる
バランスのよい食事には、脳疲労を回復させる効果があります。
脳疲労の回復には、とくに良質な脂質の摂取が有効です。
理由は、脳の構成成分の大半が脂質のためです。
食事によって良質な脂質を補うと、脳の活性化を期待できます。
-スマートフォンやパソコンから距離をおく
脳を疲れさせる大きな原因は多くの情報に触れることです。
情報量が脳の処理能力を超えると脳がパンク状態になるからです。
【内臓の疲労】
現代人の体の疲れはなかなか取れない大きな要因のひとつが「食べすぎ」です。現代の食事は食習慣の欧米化で高たんぱく・高脂肪になりがち。
しかし、このような食生活は、日本人が本来体質的に備えている消化酵素などの働きとマッチしていません。そのため、消化・吸収・代謝などを行う内臓を疲れさせます。
しかも、摂取エネルギーを代謝させるために必要なビタミン・ミネラルもますます消耗され不足気味になります。
それなのに、疲れたから体力をつけなければと、ますます食べているから問題なのです。
その結果、内臓はフル稼働でクタクタ。さらに疲れやすい体になってしまいます。
内臓の疲労を取るには?
-食事の量を少なくして空腹の時間を作ることと、お水をいつもより多めに摂ることです。
弱った体内の組織や細胞の修復には、ビタミンやミネラル、たんぱく質を分解する酵素などが不可欠です。
しかし、内臓が働きづめだと、その多くが消化・吸収活動のために優先的に使われてしまい修復に回ることができません。
特に内臓疲労は生活習慣でコントロールできるところなので是非、空腹と水分摂取の見直しをしてみてください。